TYLERWARREN HISTORY
ここ数日で春を感じれる陽気になってきた丹後ですが
今日は、新しく取扱いをスタートさせるタイラーウォーレンシェイプスのお話をします。
以前、HOBIE SURFBOARDSのお話をしましたが
タイラーウォーレン(TW)の生まれはHOBIEのあるカリフォルニア・ダナポイント。
そんなTWとHOBIEの関係をメインにTW HISTORYをお話し出来たらな。
と思っています。
南カリフォルニアはサンクレメンテの北隣にある街、ダナポイント。
1966年後半にハーバーが建設されるまで
そこには波が立ちキラーダナと呼ばれたポイントブレイクが存在した場所。
1953年にはHOBIEのショップも誕生し
ブルース・ブラウン監督の名作『エンドレス・サマー』もここから誕生したのも有名な話ですね。
1986年、そんな歴史的な場所でTWは生まれました。
9歳の時にサーフィンを始め、12歳でコンペの世界へ入り22歳でプロデビュー。
2年後にはビラボンと契約を交わし専属ライダーとなりプロとしても成功を収めました。
ライダーとしての名声を瞬く間に手にしたTWがボードビルドに興味を抱いたのは11~12歳の時で
その時には自分のオリジナルサーフボードのデザインをスケッチしていた。
と言うから驚きです!
その頃すでに、アーティストとしての才能も覗かせていたんですね・・・
そんなTWが初めてシェイプをしたのが14歳の時で
友人と’70年代のクラシックボードのグラッシングを剥がしリシェイプしたのが始まりだったそうで
当時の感想を
「意外と理想的なボードが出来たんだ。今までに感じたことのない達成感がこみ上げてきた。」
と語っています。
その後TWはシェイプの基礎を学ぶためHOBIEのファクトリーで修業を開始し
ここからHOBIEとの関係がスタートします。
彼が手掛けるボードの評判は口コミで徐々に広がりはじめプロになった頃にはオーダーが殺到。
その中にはアレックス・ノスト、アンディ・デイビス、
ついにはタイラー本人が憧れていたトム・カレンやジョエル・チューダーなどの
レジェンドたちからもオーダーを受けるまでになりました。
最近ではマーク・ヒーリーやメイソン・バーンズなど多くの若手プロサーファーからもオーダーを受けており
経験、実績共に十分なシェイパーへと成長しました。
TWのシェイプするボードは
スラスターからフィッシュ、エッグ、ボンザー、ミッドレングス、ログ
そしてガンなどバリエーション豊富で彼のオルタナティブな感覚が見てとれますが
HOBIEで学んだクラシックスタイルを讃えつつも
自身の経験を生かした機能的で洗練されたボードたちを2022年から本格的にスタートさせますので
是非、ご体感ください。